従来比23%の省電力化――日立、エコサーバシリーズを追加
日立製作所は、PCサーバ「HA8000シリーズ」のラインアップに省電力化を特徴とした「HA8000-esシリーズ」を追加した。従来製品と比べ23%の省電力化を実現した。
日立製作所は10月25日,PCサーバの標準モデル「HA8000シリーズ」のラインアップに省電力化を特徴としたエコロジーサーバ「HA8000-esシリーズ」を追加し、10月25日から発売すると発表した。
「HA8000-esシリーズ」は、従来使用の3.5インチ型のSASディスクおよびSATAディスクではなく、消費電力の少ない2.5インチ型のSASディスクを採用。2個のプロセッサ、6基のハードディスク搭載の場合、HA8000シリーズに比べて最大約23%の省電力化が図られた。筐体内の温度に応じてファンの回転数を制御する機能を強化し、最適な消費電力で動作する。
同シリーズは、低消費電力で動作するクアッドコア インテル Xeon プロセッサ L5320を搭載。従来モデルで使われていたクアッドコアXeon E5345とE5310、デュアルコアXeon 5160と5110に比べ、消費電力を抑えた状態で同等のCPU処理ができる。
同製品は、今後5年間でデータセンターの消費電力を最大50%削減することを目標とするデータセンター省電力化プロジェクト「CoolCenter50」にも適用される。
価格は、2CPU構成で最大メモリ32Gバイトの「HA8000-es/RS220」が58万650円、2CPU構成で最大メモリ32Gバイトの「同RS210」が51万2400円から、1CPU構成で最大メモリ8Gバイトの「同RS110」が37万6950円からとなる。
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