2008年の米大統領選まであと1年となり、インターネットでも共和党、民主党候補の選挙運動が過熱する中、セキュリティ企業のTrend Microは、共和党から出馬表明しているロン・ポール下院議員の名をかたった電子メールが複数見つかったと報告した。
このメールは「ロン・ポールはイラク戦争を直ちにやめさせる」など、同候補の政策について書き連ねた内容。Trend Microでは、ポール候補の陣営がこのメールに関与しているのかどうかは分からないとしながらも、迷惑メールが普通嫌われるものであることを考えると、これはポール候補にとって不利になるだろうと解説している。
選挙が近づくにつれ、こうしたケースが一層悪質になり、偽の勧誘メールやマルウェアに感染させる偽ニュースなどの出現も予想されるとして、Trend Microは注意を呼びかけている。
関連記事
- Google検索でスパム送信、演算子と「I'm Feeling Lucky」を逆用
- スパム中継国、トップは米国
- 手元に届いた「イマドキの日本語スパムメール」それでスパムはなくなるの?編
筆者はこの2年間、「罠アドレス」に届けられたスパムの監視を絶えず続けてきた。すでにアクティブに利用していないアドレスだったので、一時は減少するかに見えたスパムだったが……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.