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Red Hat Enterprise Linux、Amazon EC2で提供開始
Red Hatは、Amazonの仮想サーバ提供サービスでRHELのβ版を提供開始した。
米Red Hatは11月7日、Amazonのユーティリティコンピューティングインフラを使い、「Red Hat Enterprise Linux on Amazon Elastic Compute Cloud」(RHEL on Amazon EC2)のプライベートβ版のオンデマンド提供を開始した。Amazon EC2上で商用OSを提供するのは今回が初となるという。
Amazon EC2は、ソフトウェアやシステムなどのコンピューティングリソースを従量制で貸し出すAmazonのサービス。必要なリソースを必要な分だけ調達できるユーティリティコンピューティング方式のため、企業におけるコンピュータリソース需要の突発的な高まりなどに対応しやすい。
RHEL on Amazon EC2では、Red Hat Network管理サービスを含むRed Hat Enterprise Linuxのすべての機能、3400種類を超えるアプリケーションが、Amazonのインフラを使い、Webサービスとして提供されることになる。Red HatはRHEL on Amazon EC2のテクニカルサポートとメンテナンスサービスを提供する。
基本料金は1ユーザー当たり月額19ドルで、使用料金はシステムの規模により1時間当たり0.21ドル、0.53ドル、0.94ドルの3種類。これに利用帯域幅とストレージ容量の費用が上乗せされる。年内には公開βに移行する予定。
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