ITマネジャーがAndroidに注意を払わなければならない5つの理由:Magi's View(2/2 ページ)
Googleが発表したAndroidはご存じのことだろう。開発者たちは各自の玩具をGoogleの運動場に持って来るようにとの招待に飛びつくだろうが、IT部門は注意を払うことも忘れてはならない。その理由は5つある。
4) BlackBerryユーザーはハッピーな人たちで、iPhoneは電話機兼ビジネスデバイスだという話だが、背後にGoogleという巨人がいる携帯デバイスなら、RIMとAppleが夢見るような魅力を獲得するかもしれない。LinuxInsiderのロブ・エンダール氏は次のように言う。「現時点では、すべてのセグメントにわたってスマートフォンを所有しているベンダーは1つもないし、スマートフォンというクラスは携帯電話販売全体の小さな部分にすぎない。この状況は変化するだろう。スマートフォン風のデバイスは多くのセグメントでPCに取って代わる見込みがあり、新たな市場で最初から優位を占めるプラットフォームになるかもしれない」。エンダール氏は、Googleの財力とハードウェアに依存しないビジネスモデルが不利に働くとは考えにくいとも指摘している。
5) 午後3時である。部下のプログラマーたちがどこにいるかご存知だろうか。今週、Googleはソフトウェア開発キット(SDK)を初公開し、素晴らしいAndroidアプリケーションに総額1千万ドルの賞金を与えると発表した。Googleは、このキットの開発ツールと電話エミュレータを使ってツールとアプリケーションを作成し、Googleに提出して審査を受けるよう、プログラマーたちに勧めている。部下のITスタッフは、仕事をしているはずのこの時間に果たして何をしているのだろうか。
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