ニュース
日本HP、全社員に自宅就業を認める制度を導入
日本HPは、全社員に自宅就業を認める「フレックスワークプレイス制度」を導入した。子育てや介護などの理由以外でも利用でき、社員のさまざまな働き方を認めるものという。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は11月21日、1日の就業のすべてあるいは一部を自宅でできる「フレックスワークプレイス制度」を導入したと発表した。
同制度は、通勤や移動時間を減らし仕事の生産性を高め、さまざまな働き方を認めることで、優秀な人材を確保することを目的としたもの。部門長の承認が得られれば、職種などにかかわらず全社員が自宅勤務できる。
導入に先立ち、営業、開発、管理部門など約350名の社員を対象に試験運用を始め、開始1カ月と3カ月にアンケートを実施。「効率的に仕事をするには週に1、2度、月に数回の取得が適当」「自宅でこなす仕事を別に分けることで、スケジュールを計画的に管理できるようになった」「オフィスでの電話やミーティングにわずらわされない」といった意見を取り入れ、1カ月のうち数日間を自宅就業に当てられるようになったという。
「これまでの同社の制度は育児と介護に限ったものだったが、理由にかかわらずあらゆる社員の柔軟な働き方を認める制度という位置付けになった」(同社広報部)
関連記事
- 作業環境を改善せよ さもなくば日本のエンジニアは壊滅する!
日本のソフトウェアエンジニアの作業環境は、海外企業のそれとまるで異なるとか。ほうっておくと、日本人エンジニアはいずれ、失職する恐れが……。 - 差のつく仕事はここから始まる――「シャドーワーク」事始め
最近「シャドーワーク」という言葉があちらこちらで聞かれるようになった。「影の仕事」が注目され、それをマネジメントするための方法論が議論される理由とは。 - SEにも営業マンにもやさしい働き方とセキュリティ
社内や社外を問わず円滑に業務を行える環境と管理者も安心できるセキュリティがテレワークやフリーアドレスの条件だ。「効率と堅牢」という、相反する要素を満たすソリューションを探った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.