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国内企業は日本IBMに強いブランドを感じる――国内ITブランド調査2007

国内企業は日本IBMに強いブランドを感じている――アイ・ティ・アールの「国内ITブランド調査2007」からは、ITベンダーのブランドは長期にわたる実績の積み重ねで醸成されることが見て取れる。

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 アイ・ティ・アールは11月26日、ユーザー企業がITベンダーに対して持つブランド評価を調査した「国内ITブランド調査2007」の結果を発表した。

 同調査は2007年5月から7月にかけて実施されたもので、国内企業の情報システム部門および経営企画部門の部門長以上を対象に2万5000人に調査票を送付、有効回答件数324件を得た。

 サービス、技術、価格の現在と将来など6項目の総合評価ランキングは以下のとおり。

総合順位 ベンダー 総合ポイント
1位 日本IBM 6715.0
2位 富士通 4695.0
3位 NEC 3502.5
4位 日立製作所 2832.5
5位 HP 2760.0
6位 マイクロソフト 2450.0
7位 NTTデータ 1855.0
8位 デル 1840.0
9位 オラクル 1770.0
10位 野村総合研究所 1635.0
ITベンダー総合評価ランキング(出典:ITR『国内ITブランド調査2007』)

 上位4社は2002年に同社が実施した同様の調査結果と変わらないなど、市場でのブランド力の形成と維持には、継続的な実績の積み重ねの重要性があらためて浮き彫りになった一方で、5位の日本HP、8位のデルなど、新たにトップ10入りを果たしたベンダーも存在しており、ブランドに対する評価に変化が生じている傾向も見られる。

 併せて、同調査では、ハードウェア、ソフトウェア、サービス分野に関する13分野ごとに、ユーザー企業が支持しているベンダーも調査している。DBMS分野では、今後支持するベンダーの上位3社はオラクル、マイクロソフト、IBMで、それに続いてMySQLやPostgreSQLなどの名前が挙がっている。

 さらに、SFA/CRM分野では、今後支持するベンダーの1位に、SAPを上回ってセールスフォース・ドットコムが選ばれるなど、特定分野においては新しいベンダーの台頭も確認される。

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