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コマンドラインとGUIを融合するHotwireLeverage OSS(4/4 ページ)

Hotwireの登場により、テキストベースのシェルと近代的なGUIは互いに交わることのない2つの別世界ではなくなった。Hotwireを試してみると、その便利さには驚かされることだろう。

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Hotwireを使おう

 Hotwireの開発はまだ始まったばかりだ。時間とともに組み込みの数が増えていくだろうということは間違いないが、シェルのコマンドライン内で文字列で簡単に表現されるようなタスクの中には、Hotwireのインタラクティブで2次元の世界には率直に言ってなじまないものもある。

 その一例がHotwireプロジェクトのバグ追跡システムでも指摘されているrmだ。rmはほかの多くのコマンドラインプログラムと同じように、引数として複数のファイル(複数のディレクトリである場合もある)を受け付けるが、(指定されたファイルを削除するということに関しては特に問題はないが)指定されたファイルが複数のディレクトリの複数のファイルである場合に結果をどのようにグラフィカルに表示するべきかというのは難しい問題だ。また別の潜在的な問題点として、Hotwireの現在のリリースではリモートでの実行やsu/sudoをサポートしていないということがある。このコードは現在開発中だが、次期バージョンは一般ユーザーが使える状態にはまだなってないので、今すぐに手持ちのシェルを厄介払いするのは良くないだろう。

 とはいえ、Hotwireは試してみるべきだ。その便利さには驚かされることだろう。ここに来て思いもよらないことに、CLIとGUIは交わることのない2つの別世界ではなくなった。わたしを含めデスクトップLinuxユーザーのほとんどは常にX環境の中にいるのだから、日常的なシェルの操作もそこで行うことは理にかなうことなのだ。

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