ワイズテクノロジー、シンクライアントで30fps動画を再生できるソフトを提供へ
ワイズテクノロジーは、シンクライアント端末での動画再生処理を高速化するソフトウェア「Wyse TCX Multimedia」を提供を開始した。
ワイズテクノロジーは12月5日、シンクライアント環境での動画再生処理を高速化するソフトウェア「Wyse TCX Multimedia」の提供を開始した。
Wyse TCX Multimediaは、端末側にインストールして動画データをエンコード処理する。通常の画面転送型シンクライアントでは動画もビットマップに変換されるため、端末側で再生すると滑らかに再生できない場合がある。同ソフトウェアを利用すると、動画データをそのままのフォーマットでサーバから端末へ転送し、端末側でエンコード処理を行ってから画面データと動画データを組み合わせて表示する。
これにより、端末上ではVGAサイズで毎秒30フレームの動画をスムーズに再生でき、シンクライント端末でeラーニングや社内研修、動画を使用したコミュニケーション機能が利用できるようになる。なお、再生状況はネットワークの帯域状況によって変わる場合がある。
Wyse TCX Multimediaは、米Wyseのシンクライアント端末「Wyse V10L」(OS version 6.0以降)に対応し、今後はすべてのV Class端末、Wyse V30L(Windows CEモデル)、Wyes V50L(Wyse Linuxモデル)、V90L(Windows XP Embeddedモデル)でもサポートされる予定。同ソフトウェアに対応するプラットフォームは、Windowsターミナルサービス、Citrix、VMWareとなっている。
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