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Novell、SEC調査で決算発表延期
Novellが、5日に予定していた8〜10月期決算発表を延期。過去の財務報告書について、米証券取引委員会からの調査が進行中であるためとしている。
米Novellは、12月5日に予定していた同社第4四半期(8〜10月期)および2007年度通期(2006年11月〜2007年10月)の決算発表を延期すると発表した。同社の過去の財務報告書について、米証券取引委員会(SEC)が調査中であるためとしている。
Novellは、同社2006年度(2005年11月〜2006年10月)年次報告書(Form 10-K)および2007年度第2四半期(2007年2〜4月)の四半期報告書(Form 10-Q)に関して、SECから8月にコメントレターを受領。これに対する回答を9月にSECに提出したが、10月に再度SECからコメントレターを受け取ったという。Novellは11月7日に回答を提出し、SECからの返答を待っている状態だとしている。
Novellのダナ・C・ラッセルCFO(最高財務責任者)は「当社の会計処理には自信がある」が、「慎重を期すために決算報告を延期することに決めた」とコメント。SECの調査には全面的に協力しており、調査が完了し次第、決算報告を行う予定。調査完了の具体的な時期は予測できないが、2007年度通期の年次報告書は12月31日までに提出したいとしている。
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