仕事中のネット利用時間のうち4分の1は私用だが、罪悪感はそれほど感じない――。職場でのネット利用に関するアンケート調査でこんな傾向が浮き彫りになった。
この調査はネット広告代理店米Burst Mediaが11月に実施し、18歳以上の1万1510人を対象に、職場でのネット利用状況についてアンケートを取った。
回答者のうち5人に1人が、ネット利用は主に職場で行っていると回答。世帯収入が高いほど、職場が主なネット利用場所になっているユーザーの割合が高かった。
仕事中のネット利用時間のうち26.2%は仕事と関係のない個人利用で、男性は28.0%と、女性の24.2%に比べて私用時間が長い傾向にあった。年代別では18〜24歳の私用率が高く、仕事中のネット利用時間の34.4%を私用が占めた。
職場でのネット私用の理由は、「日中も常に情報収集の必要がある」(33.8%)を筆頭に、「退屈だから」(20.5%)、「家族や友人と常に連絡を取るため」(18.5%)などを挙げている。
具体的には51.2%が仕事中にネットショッピングをしたことがあると答え、友人や家族と定期的にメールやインスタントメッセージ(IM)をやり取りしているという回答者も半数を超えた。
しかし、仕事中のネット私用に罪悪感を感じているのは28.5%のみ。会社にネット利用を監視されているかもしれないとの不安を感じているのは30.5%だった。
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