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NTTドコモのPC向け定額データ通信、VPN接続が可能に
NTTドコモは12月21日から、PC向けの定額データ通信サービス「定額データプラン」にて、VPN接続も利用できるようにすると発表した。現在はメールやWebなどに限られているが、SSL-VPN、IPsec、PPTPも利用できるようになる。
NTTドコモは12月21日から、PC向けの定額データ通信サービスにおいてVPN接続も利用できるようにすると発表した。対象になるのは「定額データプラン HIGH-SPEED」と「定額データプラン 64K」。現在はメールやWebなどの利用に限られている。
定額データプランは、携帯電話からの利用とは異なり、PCでの利用が前提であるためファイルのダウンロードや動画の再生で多くのトラフィックが発生し、ネットワークのキャパシティを圧迫するおそれがある。これを防ぐため、メールやWebなど一部のサービスしか利用できないように制限されており、VPN接続も利用できない。
しかし、法人での需要が高いVPNを考慮し、SSL-VPN、IPsec、PPTPでのVPN接続も利用できるように変更する。なお、ユーザー側で設定を変更する必要はない。
これに合わせて、定額データプランに対応した法人向けのインターネット接続サービス「mopera」に、VPNの利用に限定したメニュー「ビジネスmoperaインターネット(HIGH-SPEED)VPN限定タイプ」(月額630円)と「ビジネスmoperaインターネット(64K)VPN限定タイプ」(月額315円)を追加する。
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