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NECとF5、SIPトラフィックの負荷分散を可能にする機能を提供
NECとF5ネットワークスジャパンは、WebOTXとBIG-IPを連携させ、ミドルウェアから動的に負荷分散制御するソリューションを提供する。
NECとF5ネットワークスジャパンは12月20日、ミドルウェア群「WebOTX」とF5ネットワークスのアプリケーションスイッチ「BIG-IP Local Traffic Manager」(BIG-IP LTM)の連携や両製品の販売促進について協業すると発表した。機能連携でWebアプリケーションサーバからトラフィック管理が行えるようになり、両社は動作検証結果を公開していくという。
両社の協業は、NGN(次世代ネットワーク)の利用環境整備が狙い。業務アプリケーションの実行基盤となるミドルウェアとアプリケーション層でトラフィックを制御する負荷分散装置を連携させ、HTTPやNGNの主要音声技術SIP(Session Initiation Protocol)のトラフィックを高速処理することでネットワークサービスの安定化を図る。
具体的には、Webアプリケーションサーバ「WebOTX Application Server」からBIG-IP LTMに対し、F5が提供する機器コントロールAPI「iControl API」を介してサーバのシステムリソース状態に合わせて動的に負荷分散の設定変更を行う機能を実装する。2008年1月に提供予定。
また、両社は連携動作時の負荷分散設定方法やSIP処理の性能検証を行い、導入ガイドとして公開する。さらに今後、共同でセミナーや事例紹介などの販売促進活動を実施する。
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