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オープンソースに恩返し――グリーCTO悩めるCTOの行く年来る年(2/2 ページ)

2007年はSNSの利用者が急増した。グリーは2006年12月にKDDIと提携し、携帯向けサイトがauの公式コンテンツになったことで会員数を伸ばした。グリーで最高技術責任者を務める藤本真樹氏に話を聞いた。

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自らもプログラムを開発

ITmedia 個人的にはどんな一年にしますか?

藤本 わたしは中学生のころからプログラムを書いており、現在もオープンソースでソフトウェアを開発しています。自分が書いたアプリケーションのフレームワーク「Ethna」はGREEで利用し、SourceForge.jpにも提供しています。現在も分散ストレージサーバソフトウェアを「Flared」という名前で開発中で、β版をGREEで利用しています。GNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2に基づいて公開しています。

 オープンソースを利用するメリットは、ライセンス費用が発生しないため、システムへの投資費用を抑えられることです。個人的にもソースコードにも親しみがあるので、システムとして扱いやすい面もあります。難しいところは、必要な機能がない場合に自分で開発しなくてはいけないことです。

オープンソースに恩返しも

ITmedia オープンソースへの思い入れはありますか?

藤本 オープンソースでソフトウェアを開発するのは単純に楽しいです。GREEのシステムを含めいつもオープンソースにはお世話になっています。個人的に開発したソフトを公開するのは自然の感覚です。数年を掛けていろいろな人が開発に参加し、意見を聞きながらソフトウェアの質を高めていけるのも利点です。

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GREE(グリー) | オープンソース | SNS


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