スパイウェア対策ソフトを装った悪質プログラムの新たな亜種が出現したと、セキュリティ企業のSunbelt Softwareが12月27日のブログで伝えた。
問題のプログラムはスパイウェア破壊ツール「Files Secure」と称し、Webで提供されている。ユーザーのPCにあるファイルをスキャンして、マルウェアを発見・削除してくれるツールに見せかけている。
しかしSunbeltによると、これはセキュリティソフトを装った悪質プログラム「IEDefender」の亜種だという。この種のプログラムは、偽のスキャン結果を表示して詐欺的な警告を発し、有料プログラムを買わせたり、脆弱性を悪用してユーザーの許可なくインストールされることもある。
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