特集
LinuxでのJ2MEアプリケーション構築法:Embedded Programing Bible(4/4 ページ)
Java対応型の携帯端末をより効果的に活用したければ、J2MEアプリケーションをLinux上で作成してモバイルプラットフォーム上で実行する方法がある。ここでは、HelloWorldアプリケーションを作成して携帯電話で動かす具体的な方法を説明する。
実用的なミッドレット作成に向けて
Linuxに対応した携帯端末で使用するミッドレットの作成とインストールの手順については、本稿で解説した内容が基本的なチュートリアルとして役立つはずである。こうした基本手順がマスターできたら、ほかのBluetooth対応デバイスと通信したりWebサイトから情報取得をするためのミッドレット作成を目指してみてもいいだろう。
最後に、そうしたプログラムで何ができるかの1つのサンプルとしてBluePadというアプリケーションを紹介しておこう。これはLinuxデスクトップをワイヤレス操作するためのリモコンとしてBluetooth携帯電話を利用するためのプログラムである。
参考資料
- 「Wireless Development Tutorial Part I」
- 「Learning Path: MIDlet Life Cycle」
- 「Sun Java Wireless Toolkit for CLDC Overview」
Simos Xenitellisは、ソフトウェアエンジニアおよび情報セキュリティコンサルタントとして活動しており、オープンソース系ソフトウェアについて10年以上の使用経験を有す。
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