「入社してからメッセンジャーだけに頼らなくなった」――マイクロソフト：新人社員の声を聞け（4/5 ページ）

「若手社員が考えるITとは？」をテーマに、IT企業で働く新入社員に思いのたけを語ってもらった。第1回はマイクロソフトを突撃。独自の教育方法や、MS社員の意外な一面も垣間見えた。

[伏見学，ITmedia]

MSの福利厚生

――入社してMS独特の文化だなと感じた点はありますか？

佐生　無料の自動販売機があります。しかも、紙コップにはマイクロソフトのロゴがきちんと入っている。

ロゴ入り紙コップ。社内の売店ではほかにもMSグッズが販売されているという

――それはいろいろな製品のロゴがある？

吉野　会社のロゴだけです。ただ、コップには色がいくつかある。「今日は黄色だ」とか。

石井　あ、ピンクに変わったとか。

積田　最近はブルーが多い気がする。ちょっと季節感を意識してるのかな……。

石井　あとはバナナ。

朝見　フリーバナナ。

佐生　「ご自由にどうぞ」と書いてある。

吉野　バナナが山盛りになって置いてあります。

石井　朝出勤すると、バナナが大量に運ばれてくる。

吉野　朝はバナナ食べて、コーヒーをゆっくり飲んで。

牧田　あたかも自宅にいるかのように、リラックスして仕事をしてほしいという理念の下、そういう環境が整っているようです。

――ちなみに、なぜバナナ？偉い人がバナナが良いと発言したとかですか？

一同　社員の声だよね。

朝見　基本的に会社のシステムが変わるという時は、上からではなく社員の声から生まれていることが多いです。

佐生　目安箱のようなシステムがあり、社員が投稿したものを上の人がフィードバックして、ニュースレターとして回ってくる。手を挙げて物を言える会社だなと思います。

石井　それこそ、上司の上司のそのまた上司の人がフランクに話し掛けてきます。上の人も現場で働いている社員の声を聞きたがっている。