IBM、Lotus Notes/Dominoのロードマップを発表
2月にはLotus Notes/Domino 8.0.1をリリース。その後メジャーリリースとなる8.5をリリースする。
米IBMは1月21日、米フロリダ州オーランドで開催のLotusphere年次カンファレンスにおいて、コラボレーションソフト「IBM Lotus Notes/Domino」の今後のロードマップを発表した。
まず2月に、複数の機能アップデートを盛り込んだLotus Notes/Domino 8.0.1をリリースする。新機能の「My Widgets」では、例えばメールに記述された飛行機の便名をクリックするだけで、到着情報をリアルタイムで入手できる。これはパターンやフレーズを識別し、それらを適切なウィジェットと関連付ける「Live Text」技術を利用しているという。ユーザーはGoogle Gadgetや、フィード、Webページ、独自のプログラムなど、さまざまなウィジェットをLots Notesのサイドバーにあるウィジェットパネルにドラッグ&ドロップしてインポートすることができる。
Lotus Domino 8.0.1と合わせて、メール、カレンダー、アドレス帳、メモなどを、ワイヤレスで自動的にWindows Mobile搭載デバイスに複製できる「IBM Lotus Notes Traveler」もリリースする計画だ。
また次のメジャーリリースであるLotus Notes/Domino 8.5のプレビューも行われた。スクリプトツールの「Lotus Domino Designer 8.5」は、Ajax、スタイルシート、RSS、Atomなどに対応したWebアプリケーションを作成できるという。
Lotus Notes/Domino向けの新製品も幾つか発表した。「IBM Applications on Demand for Lotus Notes」は、NotesおよびDominoのユーザーに、メールやLotus Sametime IM、Lotus Quickrなどのコラボレーションソフトを、オンデマンドサービス化する環境を提供するという。
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