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RAIDで高速デスクトップValidation Case Study(3/3 ページ)

RAIDを使用すればディスク性能はどのくらい向上させることができるのか。ここでは、3タイプのユーザーを想定して、日常的に繰り返し行う必要のある代表的な操作でパフォーマンスの検証を行った。

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まとめ

 今回のテストでは、HDD2台を搭載したLinuxデスクトップの性能について大きな向上が見られた。性能の向上はビデオ編集などの一部の分野では特に顕著だった。そのため、頻繁に大量のデータの保存/読み込みを行う必要がある場合には、あと少しだけハードウェアに追加の投資をしてRAIDを構成することにはメリットがあるといえるだろう。ただしその場合、アレイにはまったく同じHDDを使用することを強くお勧めする――次回のアップグレードや新しいデスクトップコンピュータの購入の際には、HDDを1台ではなく2台注文しよう。

 構成を決める際には、幾つかの点を考慮する必要がある。例えばデータが貴重なものである場合には、ストライピングにするのを考え直した方がよいかもしれない。RAID 0では、ディスクがどちらか1台でも故障すればデータが失われるので、HDD1台を使用した場合よりも信頼性が低い。そのためストライピングを利用したいという場合には頻繁なバックアップを必ず行うようにしよう。とはいえ、ストライピングとミラーリングを混ぜ合わせることも可能なので、例えばOSとユーザーディレクトリのほとんどはミラーリングにしておいて、速度を重視する一時的な作業用のフォルダをストライピングにすることなどができるだろう。

Simon Kaczorはバージニア州ロアノーク在住のソフトウェア開発者。バージョン0.99以来の熱烈なLinuxファン。


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ハードディスク | RAID | ストレージ


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