米Cisco Systemsは1月30日、パレスチナ地域における雇用創出や経済開発を目的として、1000万ドルの投資を行うと発表した。投資は3年間にわたり、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長との協力で行われる。
主な投資内容としては、情報通信技術(ICT)分野でのトレーニングプログラムの開発のほか、同地区の中小企業に対する数百万ドル規模のベンチャー投資などが予定されている。
「民間企業と協力して市場経済を構築することは、われわれの優先事項の1つ」とアッバス議長。「(Ciscoの投資による)貢献が、この地区の繁栄と平和を手助けすると期待している」としている。
関連記事
- Cisco、中国への大幅な投資増を発表
今後5年で160億ドルに達するという投資計画には、Alibabaとの共同ビジネスや、中国国家開発銀行との共同投資、現地調達の拡大などが含まれる。 - Cisco、ロシア向けベンチャーキャピタルプログラムを立ち上げ
ベンチャー投資第1号は、ロシアのオンラインショップOzonとなる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.