米Googleは2月5日、傘下のPostiniによるメール向けセキュリティ製品「Powered by Postini」をリリースした。新製品はLotus Notes、Microsoft Exchange、Novell Groupwiseなどの主要メールシステムに対応する。
製品には3種類のエディションがあり、企業の規模や必要とするセキュリティの内容によって選択できる。
「Google Message Filtering」は、スパムやマルウェアのフィルタリング機能などを備え、価格はユーザー当たり年間3ドル。「Google Message Security」はGoogle Message Filteringエディションに加え、ウイルス探知、アウトバウンド管理、コンテンツポリシー管理機能を備え、ユーザー当たり年間12ドル。「Google Message Discovery」は、Google Message Securityエディションに加え、1年間のメッセージデータのアーカイブ、保護、ディスカバリサービスを提供。価格はユーザー1人が1年間データを保存する場合、ユーザー当たり年間25ドル。
Powered by PostiniはGoogle Appsに含まれ、Googleまたは同社のパートナーから入手、導入、使用が可能という。
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