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SEから女性シンガー転身、支援する秘密の集まりとは会社を辞めよ、シャバへ出よう(3/5 ページ)

1月の記事で、読者が会社を辞めることに興味を持っていることが分かった。そこで、最近の退職事情について調べてみた。SEから女性ミュージシャンへの転身、日本のSIを変えるための転職など人間ドラマの彩りは豊かだった。

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50歳を見据えて

 「日本のシステム開発能力は決して低くない」

 ドイツの戦略系コンサルティング企業の日本法人、ローランド・ベルガーでパートナーを務める大野隆司さんは強調する。システムインテグレーターの世界が全体として下請け、孫請けといったいわゆるゼネコン構造になっているなどの欠点はあるものの、ポテンシャルは高いという意見だ。

 特に日本が世界で尊敬される分野である製造業向けのシステムには「本気で世界展開すれば必ず売れるソフトウェアが幾つかある」という。


「システムをブラックボックスにしておきたい情シスと経営層の関係に注目している」という大野さん

 大野さんが現職についたのは2007年12月。まだ入社して2カ月余りだ。前職もコンサルティング会社だったが、「3月で45歳になる。50歳を見据えたときに、方向性の違いを感じた」という。

 「もっとSI業界で影響力を出していきたい。そのためには今のポジションに移り勝負する必要があった」(大野さん)

 年齢や人生のテーマなど、転職を考える際には、自分が何を重視して生きていくのかを明確にしておく必要がある。

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