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Microsoftの将来はWebとハブにある――オジー氏の見解(2/3 ページ)

MicrosoftがなぜYahoo!に関心を持っているのかという疑問について、レイ・オジー氏は「Microsoftの将来はWeb、分散デバイスそしてクラウドコンピューティングにある」とMIXカンファレンスの来場者に説明した。

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eWEEK

Webの未来は……

 オジー氏によると、イノベーションはMicrosoftのWeb上での継続的成長を支えるエネルギーであり、「コミュニティーのイノベーションにより、コンテンツとコマースが次第に変化を遂げた」という。同氏は、このようなソフトウェアベースの継続的なイノベーションを「WebのDNAの組み換え」と表現した。

 これはWebをハブとして考え、Microsoftなどの企業が携帯電話、PDA、音楽プレーヤー、セットトップボックスなどのデバイスにパワーを提供することを意味するという。

 Microsoftにとってもう1つの基本原則は、ビジネスへのフォーカスおよび「企業がクラウドを受け入れる状況の中で支持を獲得する」ことだとオジー氏は話す。

 この原則には、仮想化されたユーティリティコンピューティングモデルのための仮想/コモディティアプリケーションの利用も含まれ、「このモデルはエンタープライズインフラおよびエンタープライズアプリケーション/ソリューションを変革する」(同氏)という。

 「さらにMicrosoftは、一方には小型デバイスがあり、もう一方にはクラウドが存在するという世界を開発者のために受け入れる必要がある」とオジー氏は話す。

 このコンピューティングとサービスの理想郷に到達するために、Microsoftは一連の標準をサポートするとともに、透過性と相互運用性をサポートしているという。Microsoftがサポートしている主要な標準としては、REST(Representational State Transfer)やRSSのほか、XAML(Extensible Application Markup Language)などの宣言型言語があり、「各プラットフォーム独自の強みを生かした」新しいアプリケーションを開発するのが目標だとしている。Microsoftではクラウドコンピューティングをサポートするために、MapReduceなどの新しいプログラミングモデルもサポートする予定だとオジー氏は話す。

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