データ消去を自社内で完結――USB接続の新ツール
アドバンスデザインは、持ち運びできるハードディスクドライブ(HDD)用のデータ消去ツールと、データ消去サーバを同日から発売すると発表した。
アドバンスデザインは3月25日、持ち運びできるハードディスクドライブ(HDD)用のデータ消去ツール「DataSweeper Handy」と、データ消去サーバ「DataSweeper Enterprise」を同日から発売すると発表した。
DataSweeper HandyはUSBドライブに接続できるPCにおいて、データを消去できる小型ハードウェア。米国防総省や米陸海空の各軍などが定めた13規格に準拠した消去方式を用い、消去ログを本体内のメモリに保存できる。
消去スピードの目安として、CPUがCeleron 566MHz、メモリ128MB、HDD10GBという数年前の仕様のPCで、1分あたりに消去できるデータは1.16GBとしている。
DataSweeper Enterpriseは、ネットワークを介して複数のPCのHDDをまとめて消去できるデータ消去ツール。アドバンスデザインの本田正社長は「自社内でPCのデータ消去を完結できる。情報漏えいの原因になり得るアウトソーシングサービスの利用を避けることができる」と話している。
価格はDataSweeper Handyの本体が2万9800円、1ライセンスは600円。DataSweeper Enterpriseは個別見積もりとなっている。直販および、業務提携しているシーゲイトリカバリーサービスを経由した販売を予定しており、2008年度にDataSweeper Handyを世界で5000セット、DataSweeper Enterpriseを250万ライセンス販売する。
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