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Jive、ビジネス向けコラボレーションソフト「Clearspace 2.0」をリリース
最新版はプロジェクト管理ツールを搭載、Microsoft SharePoint Serverのファイルの読み書きが可能。
Web2.0ソフトメーカーの米Jive Softwareは4月7日、Webベースの企業向けコラボレーションソフトの新版、「Clearspace 2.0」をリリースしたと発表した。また同社は、オンラインカレンダー技術を提供する米Jotletの買収も明らかにした。将来的には、Jotletのカレンダー技術をClearspaceに統合していく計画だという。
Clearspace 2.0で追加された新機能は、従業員同士がタスクや成果を共有できるプロジェクト管理ツールや、自由にカスタマイズできるユーザーインタフェースなど。 Extensible Messaging and Presence Protocol(XMPP)を使ったSaaS(サービスとしてのソフトウェア)と従来型(自社運用型)ソフトを組み合わせた技術により、ファイアウォールの外側にいるパートナー企業や顧客と安全に文書ファイルを共有できる機能もある。また、Microsoft SharePointのサーバ向けにコンテンツをパブリッシュしたり、SharePointのファイルを参照できるようになった。
価格は顧客のサーバにインストールした場合、1ユーザー当たり年額59ドルから。
Jiveは現在2000以上の企業顧客を擁しており、そのうち15%以上がDell、Intel、Sprintなどを含むFortune 500企業だという。
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