情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターは4月16日、同組織の名前をかたった「なりすましメール」が出回っているとして注意を呼びかけた。
この偽メールは、メールアドレスが「vuln-inq@ipa.go.jp」となっており、「セキュリティ調査報告」という件名で送信される。本文には、情報セキュリティ関連の調査報告についての記載があり、「調査報告書.pdf」という名称のウイルスを含んだファイルが添付されている。
IPAによれば、このPDFファイルに含まれているウイルスは、Adobe Readerの脆弱性を悪用しており、脆弱性を修正していないPCで添付ファイルを開くと、ウイルスに感染する可能性が高いという。IPAでは、なりすましメールを受信した場合はすぐに削除するように注意を呼びかけている。
関連記事
- 日本政府をかたる偽メール、日本企業がターゲット
- 「Microsoftから通知です」を装う偽メールが流行
- 企業狙った詐欺メール、米司法省が注意を呼びかけ
- MSのセキュリティ情報装う偽メールに注意、リンク先にマルウェア
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.