Appleは、Windows版の「Apple Software Update」(WASU)ユーティリティに小さな(しかし重要な)修正を施した。これにより、Windowsユーザーに配信されるセキュリティパッチと新製品が明確に区別されるようになった。
Appleが最近、「iTunes+QuickTime」のセキュリティパッチに新しい「Safari for Windows」ブラウザをバンドルしたことが強く批判されたのを受けてデザインが変更されたUIでは、「New Software」と記されたボックスが新たに追加されている。
新しいWASU 2.1のUIを以下に示す。
修正版でもSafariがWindowsマシンに配信されるようになっている(残念ながらデフォルトでチェックマークが入っている)が、このダウンロードには「New Software」と明確に表記されている。これはAppleがユーザーベースからの声高な批判に応えようとしていることを示すものだ。
Appleの手法に詳しい人によると、WASUの内部的な動作も大幅に変更されたようだ。
具体的な変更点は以下の通りだ。
- 1. Windowsユーザーが新しいソフトウェアのインストールにしか該当しない場合には、アップデータを手動で実行しないかぎり、Software Updateが表示されない。これは、セキュリティ/信頼性のアップデートが実際に利用可能になるまで、ユーザーは基本的にアップデートを促されることがないことを意味する。
- 2. 「Updates」リストは、その中身が空であっても表示される。UIの表示も「Updates are available」から「New software is available」に変更された。これは小さな変更だが、正確な表現になった。
- 3. 重要なセキュリティアップデートが利用可能になった場合にのみアップデートを促されるようになり、以前のようなしつこさがなくなった。
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