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ディスクデバイス名の調査方法UNIX処方箋

「事件は枯れたシステムが稼働する現場で起こってるんだ」と現場ですぐに役立つ知識を欲するあなたに贈る珠玉のTips集。今回は、Solaris上で、各ディスクのデバイス名を確認する3つのコマンドを紹介しよう。

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Solarisで、現在接続されているディスクのデバイス名を確認したいのですが、どうすれば良いのでしょうか?


Solaris上で、各ディスクのデバイス名を確認する方法として一般的に用いられるのは、以下の3つのコマンドを利用するものです。

formatコマンド

 formatコマンドを実行すると、Solaris上で認識されているディスク一覧が表示されます。この結果を参照して、デバイス名を調査します。このとき、ディスクの選択でキー入力待ちとなるので、終わらせるにはCtrl+Dキーを押します。または、実行例1のようにformatコマンドを実行します。

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実行例1 formatコマンドを利用して、各ディスクのデバイス名を確認

iostatコマンド

 iostatは、各種I/Oのステータスを確認するためのコマンドです。実行例2のように「iostat -En」を実行すると、ディスク一覧が表示されます。このコマンドを使用した場合、OS起動中に該当ディスクで発生したエラーについても確認できます。

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実行例2 iostatコマンドを利用して、ディスク一覧を表示させる

cfgadmコマンド

 Ex000系のDR機能*がサポートされている機種でデバイスの接続・解除などをコントロールするコマンドがcfgadmです(実行例3)。Solaris 7以降のcfgadmコマンドは、ストレージ部分に関してはBladeなどのDR非対応のSunシステムでも使用可能です。ただし、x86プラットフォームにおいては、cfgadmコマンドではIDEディスクを認識できず、SCSIディスクのみの対応となります。

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実行例3 cfgadmコマンドを利用して、各ディスクのデバイスを確認

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このページで出てきた専門用語

DR機能

DRはDynamic Reconfigurationの略称で、動的再構成機能とも呼ばれる。システムの稼働中に、実行中のユーザープロセスの中断を最小限に抑えながら、システムボードを動的に再構成し、安全に着脱できる。


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