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IBM、インドの新センターから翻訳サービスを提供
欧州の顧客企業からの「非英語サービス」需要の拡大に対応。フランス語やドイツ語などと英語との文書翻訳サービスを提供する。
米IBMは5月27日、新しいグローバルデリバリーセンターをインドのプネーに開設した。新センターは、同社が8カ国、約20カ所で展開するコンサルティングおよびアプリケーションサービスの提供拠点の1つで、IBMのグローバルビジネスサービス部門がプネーに設ける施設としては4カ所目となる。
プネーはOEM企業が多く集まる地域で、自動車産業も盛んという。IBMは、新センターを自動車業界の顧客企業に対する戦略拠点と位置付けると同時に、旅行・運輸や化学、エネルギー業界などにもサービスを提供するとしている。
IBMは併せて、プネーに言語翻訳サービスセンターを開設することも発表。欧州の顧客企業からの、英語以外の言語スキルへの需要が伸びていることに対応するもので、電子メールやWebページ、契約書などの翻訳サービスを提供する。フランス語やドイツ語、イタリア語、スペイン語と英語との間の翻訳サービスを予定している。
IBMは、アジアや欧州のほかのデリバリーセンター拠点でも、年内に同様の翻訳サービスセンターを開設する計画だとしている。
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もともとは、インドのコールセンター向けに開発された技術。IBMでは、学生やビジネス、個人向けにも応用できると見ている。
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