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国内のフィッシングサイトはバリエーション豊かに:発生件数は減少
フィッシング対策協議会によれば、2008年第1四半期に国内で確認されたフィッシング詐欺サイトは変化に富んでいたという。
フィッシング対策協議会は6月19日、2008年第1四半期(1〜3月)の国内フィッシング詐欺状況を発表した。発生件数は減少したものの、さまざまな事例が確認された。
それによると、報告件数は34件で、前年同期と比べ3件、前四半期に比べて20件減少した。
同四半期中に報告のあったフィッシング詐欺サイトはさまざまで、1月にはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の「mixi」を真似た「mixii」が確認されたほか、2月にはNTTドコモのインフォメーションセンターをかたった電子メールの流通と偽サイトの存在が確認されている。
3月にはイー・バンク銀行やゆうちょ銀行などのオンラインバンキングサービスをかたった事例が見つかった。フィッシング対策協議会では、「フィッシング詐欺の手口はさまざまな業種に応用できる。注意を払い、一般利用者への理解を促がす啓発活動を実施する必要がある」と報告書で述べている。
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