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Webメールを閲覧される問題が発覚、KDDIが一部サービス停止:ログイン方法を変更
KDDIは、Webメールサービスで他のユーザーのメール内容を閲覧できてしまう問題が見つかったとして一部サービスを停止した。
KDDIは7月25日、インターネット接続サービス「au one net(旧DION)」のWebメールサービスに問題が見つかったとして、同日16時17分にログインサービスを停止した。他のユーザーのメール内容を閲覧できる状態になっていた。
同社によると、ユーザーの1人が通常の方法でログインしたところ、他のユーザーのメールボックスが表示され、メール本文と添付ファイル、送信元および送信先のメールアドレス、通信年月日、Webメールのアドレス帳データが閲覧できる状態になっていた。このユーザー以外に問題は起きておらず、POP3などのメールサービスや携帯電話の利用ではこの事象が起きないことを確認したという。
同社は原因究明を進めているが、再開時期は未定。停止したログインサービスは、ユーザーが設定した任意のIDとパスワードを利用するもので、旧DIONのログイン方法(メールアドレスとパスワード)では引き続きWebメールを利用できる。au one net契約者は約250万件で、このうち18万5290件がWebメールを利用している。
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