米AT&Tは8月5日、グローバルな次世代ユーティリティコンピューティングサービス「AT&T Synaptic Hosting」を立ち上げた。企業向けに必要なときに必要な分のみ、アプリケーション管理やコンピューティングリソース、データストレージなどの各種サービスを提供する。
同社はこのサービスに2006年に買収したUSinternetworkingの技術を採用し、米国内とシンガポール、アムステルダムの計5カ所に設置する「スーパーIDC(インターネットデータセンター)」をクラウドネットワークへの地域ゲートウェイとして機能させる。AT&Tは世界全体で計38カ所にIDCを持つが、5カ所のスーパーIDCから、同社のIDCホスティングインフラ全体にサービスを提供する形。将来的にはさらにIDCの数を増やし、地域ごとのネットワークインフラを拡充していく計画だ。
米オリンピック委員会の公式サイトが既にSynaptic Hostingを利用しているという。
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