セキュリティ企業のSophosは8月7日、米人気SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)のFacebookを狙ったマルウェアが新たに出現したと伝えた。
今回の手口は、Facebookのユーザーへメッセージを送り、Googleのサイトでホスティングしているように見せかけた動画の閲覧を促す。リンク先のサイトでは、「動画を見るために必要だ」と称して実行可能なファイルをダウンロードさせようとする。
このファイルを実行するとピエロのアニメーション画像が表示されるが、裏ではトロイの木馬がインストールされ、さらに別のマルウェアを呼び込む。
SNSを狙った攻撃では、FacebookとMySpaceに感染するワームが先日報告されたばかり。企業はこうした危険が職場に入り込むのを防ぐため、従業員によるSNS利用についてポリシーを定める必要があるとSophosは指摘している。
関連記事
- 2大SNSを標的に:FacebookとMySpaceで感染するワーム出現
Koobfaceワームは動画を装ってFlash Playerのアップデートが必要だと呼びかけ、マルウェアに感染させる。 - Facebook、誤ってユーザーの生年月日を公開
ユーザーが非公開に設定している場合でも、ほかのユーザーが生年月日を閲覧できる状態になっていたという。 - Forresterによると:Web 2.0の主導権はマーケティングからITへ
企業のブログやウィキ、ソーシャル・ネットワークは、一般にIT部門によって管理されていると思われがちだが、実は支配権は移りつつあるらしい。 - β版でトラブル:Facebook、誤ってユーザーの生年月日を公開
ユーザーが非公開に設定している場合でも、ほかのユーザーが生年月日を閲覧できる状態になっていたという。 - MicrosoftはYahoo!へ戻ってくる?
FacebookでもAOLでもAsk.comでもなく、MicrosoftはYahoo!買収へと戻ってくるかもしれないとアナリストらは主張している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.