セキュリティ企業のPanda Securityは9月11日、マルウェア配布の目的で偽のYouTubeサイトを作成できる新型アプリケーションを発見したとブログで伝えた。
このアプリケーションは、スペイン語の設定画面で不正ファイルの場所や偽サイトで表示する警告メッセージ、動画のプロパティなどのオプションを設定できる。
設定を完了すると、偽のYoutubeサイト用の「Index.html」と、マルウェアがダウンロードされた後に表示されるエラーメッセージサイト用の「Error.html」という2種類のファイルが作成される。
出来上がったページは本物のYouTubeそっくりのデザインで、例えば「Flash Plyayerの最新版が必要です」などのメッセージを表示してユーザーをだまし、プラグインをインストールするように偽装しながらマルウェアに感染させることができるという。
マルウェアはワーム、トロイの木馬、ウイルス、アドウェアなどどんな種類のものでも配布できるという。
関連記事
- マルウェアの総合デパート「ボット」の現状とは
スパイ活動やシステム停止、スパム配信などさまざまなサイバー攻撃機能を持つ「ボット」の性能が向上している。 - FirewireでWindowsをハッキング、研究者がツール公開
Firewireポート経由でWindows XP搭載PCに完全アクセスできてしまう問題が改めて脚光を浴びている。 - 8700件のFTPアカウントが盗難、専用ツールで転売も
世界大手企業や政府機関のFTPアカウント情報8700件が盗まれ、専用ツールで悪用・売買されているという。 - MPACK攻撃ツール、バーゲン価格で販売
MPACKツールキットの値段が「85%引き」に。アンダーグラウンドでもバーゲンの季節に突入した?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.