Windows環境で動作するWebサーバソフトウェア「簡単WEBサーバー」にディレクトリトラバーサルとクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が見つかった。情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターとJPCERT コーディネーションセンターが9月17日、JVN(Japan Vulnerability Notes)で公表した。
脆弱性は簡単WEBサーバー 1.8以前に存在する。悪用されると、リモートの第三者がサーバ内のファイルを閲覧したり、入手したりできる可能性があるほか、ユーザーのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行できるようになる。
開発者は、この脆弱性に対処した簡単WEBサーバー1.9を公開し、アップデートを呼びかけている。
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