米Googleは10月15日、β版ブラウザGoogle Chromeのアップデート版となるバージョン0.3.154.3を開発者向けにリリースした。
リリースノートによると、Google Chrome 0.3.154.3ではファイルのダウンロードに関するセキュリティ機能を強化した。exe、dll、batなどの実行可能ファイルを自動的にダウンロードした場合、仮のファイル名を付けてダウンロードディレクトリへ一時的に保存されるようになった。
さらにユーザーへ警告メッセージを表示して、ファイルを保存するか削除するかを選択させる。ユーザーの確認が取れない場合は、Chromeを終了させた時点でファイルが削除される。
このほか、クラッシュ問題やプラグインのパフォーマンス問題にも対処して、安定性の改善を図っている。
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