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NTTデータら3社、Eclipse3.4対応の日本語化言語パックを公開
バージョン3.3から提供が停止されているEclipseの日本語化言語パックを、NTTデータ、NTTデータビジネスブレインズ、うぃるの3社が無償で公開した
NTTデータ、NTTデータビジネスブレインズ、うぃるの3社は2008年10月16日、オープンソースの統合ソフトウェア開発環境「Eclipse」に対応する日本語化言語パックを公開した。
従来、Eclipseの日本語化言語パックはEclipse Foundationから提供されていたが、バージョン3.3からはその提供が停止されている。日本語化言語パックの欠如は、Eclipseを日本語環境で利用したいユーザーにとって最新版Eclipseへの移行に対する障壁となっていた。
今回、3社が協力して日本語化言語パックを開発、サードパーティー版として無償で公開した。サードパーティー版という位置付けではあるが、従来のものと同じ構成を採用しているため旧版の日本語化言語パックのユーザーもスムーズに導入できるという。最新のEclipse 3.4.1に対応する言語パックに加え、Eclipse 3.3.2の対応版も用意。どちらも、NTTデータグループ・オープンソーススクエアからダウンロードできる。
日本語化言語パックの作成に当たっては、うぃるが開発するEclipse日本語化プラグインのMergeDoc - Pleiades(開発者インタビュー)と、NTTデータビジネスブレインズが開発するソースコード自動生成ツールのblanco Framework(開発者インタビュー)が用いられているという。
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