ネットワールドは、米Coyote Point Systemsが開発したVMware環境のサーバロードバランシングソフトウェアの最新版「Equalizer v8.0」を10月23日に発売する。
新製品は、複数のVMware ESX Serverと仮想サーバファームを一元管理するVMwareの管理ツール「VMware VirtualCenter」(VC)と連携できる「Equalizer VLB」機能を搭載。VCから仮想マシンの負荷情報(CPUやメモリの使用率)を取得し、仮想マシンからのレスポンスやアクティブコネクションの数を基にして、最適な負荷分散を行う。
また、クライアントへの返りのパケットをEqualizer経由ではなく、分散された実サーバから直接クライアントに返す「DSR」機能も搭載してEqualizerへの負荷を軽減。ストリーミング配信など高付加のシステム環境に対応した。このほか、Web管理画面にAjaxを採用して、直感的な操作をできるようにした。
製品価格は、1仮想クラスタ当たりの登録可能サーバ数が128台の「Equalizer E450si」(携帯端末対応)が183万7500円、同(二重化パック・携帯端末対応)が362万2500円、1仮想クラスタ当たりの登録可能サーバ数が512台の「Equalizer E550si」(携帯端末対応)が202万1250円、同(二重化パック・携帯端末対応)が398万4750円となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 北海道の総合行政システム、VMwareでサーバを仮想化――物理サーバレスになった自治体も
北海道で自治体向けに総合行政システムを提供する北海道自治体情報システム協議会は、同システムのサーバの仮想統合にVMwareを採用した。人件費やシステムコストを削減できた。
国興産業、VMwareでWindows NT 4.0 Serverなどのサーバ統合 12台を1台に
仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3」を使ってマルチベンダーの機種が混在するサーバ12台を1台に統合した。ハードウェアのコストは約5分の1、管理コストは約10分の1に縮小した。