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携帯へのページ保存を禁止する技術、コネクトワンが企業向け提供

コネクトワンは、携帯電話のWebブラウザで業務データを閲覧する場合にWebページのデータを端末に保存するのを防止する技術を開発した。

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 コネクトワンは10月21日、携帯電話で業務データを利用する際の情報漏えい対策として、端末へのWebページ保存を禁止する技術を開発したと発表した。同社サービスのオプション機能として提供する。

 同技術は、業務データを表示するWebページをFlash化し、ログインページ以外のWebページを端末に保存できなくするもの。携帯電話向けの「Flash Lite 2」に対応したWebブラウザを搭載する端末で利用できる。au端末など標準設定ではWebページをキャッシュ保存する仕組みの端末にも保存できない。


利用イメージ

 携帯電話のWebブラウザで業務データを利用するシステムは、業務データをHTML化して端末に表示する。一般的な携帯電話端末にはWebページを保存する「画面メモ」機能があり、同機能を利用して端末内に業務データを保存すると、端末を紛失した場合に情報漏えいにつながる可能性がある。

 携帯電話用アプリケーションで業務データを利用する仕組みもあるが、端末ごとにアプリケーションを開発、配布する手間があり、ユーザーへの利用説明なども負担になる。同社によると、特に金融機関ユーザーから要請が強く、ニーズを受けて開発したという。

 同社では「ExchangePack」などの携帯電話リモートアクセスサービスのオプションメニューとして導入する。利用料金は1ユーザー当たり月額300円程度(3000ユーザー企業の場合)を見込む。

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