Opera Softwareがリリースしたばかりのブラウザ最新版「Opera 9.6」に脆弱性が見つかり、アップデート版のバージョン9.61が10月21日に公開された。
リリースノートによると、Opera 9.61では3件の脆弱性に対処した。このうち、履歴検索の脆弱性は悪用されるとページにスクリプトが挿入され、ユーザーの閲覧履歴を見られてしまう恐れがあり、Operaは「極めて深刻」だと評価している。
このほか「早送り」機能に関するクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性と、ニュースフィードのプレビュー機能で不正スクリプトが適切にブロックされない問題も修正された。
Opera 9.61はWindows、Mac、Linuxなど各OS向けのバージョンが用意され、Operaはユーザーにアップデートを促している。
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