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AMDとRed Hat、IntelサーバからAMDサーバへのVMライブマイグレーションをデモ
AMDプロセッサ搭載サーバとIntelプロセッサ搭載サーバ間で、稼働中の仮想マシンを移行することに成功した。
米AMDと米Red Hatは11月6日、AMDプロセッサを搭載するサーバとIntelプロセッサを搭載するサーバ間での、仮想マシンの「ライブマイグレーション」を実演した。
ライブマイグレーションとは、ある物理サーバで稼働中の仮想マシンを、停止させることなく別の物理サーバに移動させる技術。これまでは、同一ベンダーが提供するサーバ間での移動例しかなかった。
今回の実演では、Red Hatの仮想化ソフトウェアを使い、IntelのクアッドコアXeon E5420搭載サーバで稼働中の仮想マシンを、AMDの次期版クアッドコアOpteron(コードネーム「Shanghai」)搭載サーバへ移行した。実演の様子はAMDのサイトで公開されている。
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AMDでは、仮想化が普及しつつある昨今、企業のIT部門がサーバのアップグレード、保守、負荷分散などを図るとき、仮想マシンの移し替えが必須となるため、ライブマイグレーションは「データセンター管理に不可欠の要素」だとしている。
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現在、VMwareの顧客の60%以上がライブマイグレーション機能を利用しているという。
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