NECが中小企業向けUTMの新製品、チェック・ポイントと連携
NECは、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノジーズのセキュリティソフトを搭載した中小企業向けUTMアプライアンスを発売した。
NECは11月10日、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノジーズのセキュリティソフトウェアを搭載した中小企業向けUTM(統合脅威管理)アプライアンス「UNIVERGE UnifiedWall」を発売した。
新製品は、ファイアウォールとIPSecおよびSSLのVPN接続、不正侵入防御(IDS)、ウイルス/スパイウェア対策、URLフィルタリング、電子メールセキュリティの機能を1つにした。オプションでWebアプリケーションファイアウォール機能も提供する。
製品構成は最大スループット別に、1Gbpsで想定250ユーザーまでの「UNIVERGE UnifiedWall 1000」、2Gbpsで同800ユーザーまでの「同2000」、4.5Gbpsで同1500ユーザーまでの「同4000」の3種類。価格は、UNIVERGE UnifiedWall 1000が162万円、同2000が288万円、同4000が429万円となる。
3種類の製品は障害時に備えた二重化構成に対応するほか、運用管理ツールの「SmartCenetr」を利用して、集中管理ができる。サポートは、全国の同社のExpress5800サーバ製品取り扱い拠点が担当する。
UNIVERGEソリューション推進本部の篠原明彦統括マネジャーは、「新開発の筐体を採用し、スループット別の価格体系にすることで、性能と導入のしやすさを重視した」と話した。Check Point Software Technologiesのギル・シュエッド会長兼CEOは、「日本にサポートセンターを開設し、ソフトウェア面から国内中小企業のセキュリティ対策を支援したい」と述べた。
NECでは今後3年間に3000社への導入を見込んでいる。
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