腕自慢集まれ、「XMLプログラミング・コンテスト」開催
インフォテリアと日本IBMは国内でのXMLプログラミング・コンテストの開始を発表した。難易度の異なる幾つかのコースが用意されているため、気軽に参加することができるだろう。
インフォテリアと日本IBMは12月10日、XMLの特性を生かした実用的かつユニークなXMLアプリケーションを広く募集する「XMLプログラミング・コンテスト」を開始した。
「XMLクイズ」「XQueryクイズ」「XMLプログラミング・コンテスト」の3つのイベントが用意されている。このうち、XMLプログラミング・コンテストは学生部門、プロフェッショナル部門の2部門が設けられている。
IBM DB2 pureXML機能を利用したアプリケーションを作成し、最低10件以上のテストデータと、アプリケーションの仕様書を合わせて提出するのが条件となっている。応募作品は、「実用性」「再利用性」「先進性」「ユーザビリティ」などを審査基準に選定され、3月6日の最終審査へと臨む。なお、最終審査は15分間のプレゼンテーションとなっている。
各部門の優秀者3名には、MacBook Air、PS3、iPod touchといった副賞も贈られる。応募の締め切りは2009年2月16日なので、ゆっくりとアプリケーションを考えてみるのもよいだろう。
アプリケーションの作成はハードルが高いという方は、XMLクイズ、XQueryクイズに挑んでみるとよいだろう。簡単なXML、XQueryにかんするクイズやクエリの作成などをオンラインで回答でき、全問正解した方は先着順でQUOカードが進呈される。
オルタナブロガーからのコメント
XMLは誕生から10年を迎え、今やさまざまな新技術やサービスを下支えする基礎技術として定着してきました。また、XML技術のエキスパートとして、1万7000人を超える人が「XMLマスター」の認定技術者となっています。このように、XML技術の普及が広がる中、今回のコンテストが、XML技術者の方々の技術向上のきっかけになり、優れた技術者の育成に貢献できればと考えています。
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