網屋、仮想環境対応のサーバアクセスログ監査ツールを発表:Windows向けには上位版も
網屋がサーバアクセスログ監査ツール「ALogコンバータ」の最新版を発表。VMwareやWindows ServerのHyper-Vなどをサポートした。
網屋は12月11日、サーバアクセスログ監査ツールの最新版「ALogコンバータ Ver3.2」を発表した。Windows向けには上位版も提供し、2009年2月2日から出荷する。
ALogコンバータは、大規模環境おけるサーバへのアクセス履歴を管理する製品。ファイルサーバへのアクセス履歴と、ドメインコントローラサーバへのログオン履歴を管理する。エージェントを使用せず対象サーバでアクセスログを圧縮、保存して、ALogコンバータで収集、分析する仕組みだ。ログデータのサイズを大幅に縮小でき、転送や保存におけるシステムへの負荷が小さいのが特徴だという。
Ver. 3.2では64ビット版のWindows Server 2008をサポートしたほか、VMwareやWindows ServerのHyper-V、Citrix XenServerとシンクライアントではXenAppやSun Rayからのログに対応。また、他社の統合ログ管理製品と連携できるようになり、Windows環境の詳細解析をALogコンバータで、ほかのログを統合ログ管理製品で管理するといった運用が可能になった。
Windows環境向けには、収集可能なログの種類を拡充した上位版「ALogコンバータ for Windows Advanced Edition」を用意する。同製品では、管理者が行ったアカウント作成やパスワード設定の操作ログ、アプリケーションの起動/終了ログ、プリントサーバの印刷ログなどを収集、分析できる。
製品価格は、Windows向け標準版の「ALogコンバータ for Windows Ver3.2 Advanced Edition」とNetApp向け「同 for NetApp Ver3.2」、EMC向け「for EMC Ver3.2」が98万円から。ALogコンバータ for Windows Advanced Editionが127万円から。既存ユーザーは無償でアップグレードできる。
同社では今後2年間に400〜450社の新規導入を見込む。
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