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64ビットサポートが加わった「MacFUSE 2.0」がリリース
Googleは、Mac OS XのFUSE、「MacFUSE 2.0」を公開した。Xcodeのプロジェクトテンプレートを導入し、DTraceのサポートも強化した。
米Googleは米国時間の12月9日、Mac OS X向けの「FUSE(Filesystem in Userspace)」の最新版「MacFUSE 2.0」をリリースした。64ビットと次期版OS「Snow Leopard」のサポートなどが追加された。Google Codeでダウンロードできる。
FUSEは、ユーザー空間ファイルシステム・フレームワークを開発するプログラム。MacFUSEはMac OS X向けのバージョンで、Mac OS X 10.4以降に対応し、カーネル拡張、ユーザースペースライブラリ、ツールで構成される。MacFUSEにより、ユーザーはサードパーティのファイルシステムを利用でき、開発者はSDK(Software Development Kit)とAPI(Application Program Interface)を利用してMac OS X向けのファイルシステムプラグインを容易に開発できる。
最新版は、64ビットとSnow Leopardの実験的サポートのほか、最新情報の入手、インストールの管理ができる「MacFUSE Preference Pane」も加わった。Xcodeのプロジェクトテンプレートを導入、DTraceのサポートも強化されている。
最新版は修正BSDライセンスの下で公開されている。
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