日立製作所は、大企業向けディスクアレイサブシステムの新製品「Hitachi Universal Storage Platform V」と「同VM」を12月17日に発売する。
両製品では、サポートする記憶装置にフラッシュメモリを利用したSSD(Solid State Drive)を追加したほか、AES 256ビット強度のデータ暗号化機能を搭載した。
SSDを利用することで、HDDのみを利用するよりも処理速度を高速化できる。利用頻度の少ないデータや長期保存するデータを低コストのHDDに格納し、頻繁に利用するデータをSSDに格納することで、多額のコストを掛けずにディスクアレイサブシステムの性能を向上できるという。
暗号化機能では、データをディスクアレイ装置のデータへ格納する際に、ストレージコントローラ上で処理を行う。暗号鍵をディスク上に保存しないため、データが持ち出されても解読するのが困難だという。
価格は、最大容量が247ペタバイトのHitachi Universal Storage Platform Vが1億3778万9400円から、エントリーモデルで同96ペタバイトのPlatform VMが5368万9650円からとなっている。
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