米Squarespace、Webコンテンツの設計/配信リポジトリを集約:アイシロンのクラスタストレージを採用
米quarespaceがアイシロンのクラスタストレージを導入。Squarespaceユーザーが作成したコンテンツ用中央リポジトリとして使われる。
アイシロン・システムズは12月18日、米国におけるオンラインコンテンツ管理ソフトウェアの大手プロバイダ「Squarespace」が、クラスタストレージIsilon IQを導入したと発表した。Squarespace内にユーザーが作成したコンテンツ用中央リポジトリとして使われる。
Squarespaceは、個人のブログから大規模な企業サイトまでを対象にしたWebサイト構築プラットフォームをSaaS型で提供する。ユーザーはWebインタフェース上で、サイトのホスティング、デザイン、作成までをサービスとして制御できる。Squarespaceは過去5年間で毎年2倍以上の事業成長を遂げている。
1500万/月ものユニークビジターによる24時間365日のデータアクセスを求められるSquarespaceでは、従来のスケールアップ型ストレージ製品が持つ「データアクセスの制限」や「パフォーマンスボトルネック」といった課題の解決に迫られていた。今回Isilon IQを導入したことで、サービスに関連するすべての業務データを中央ストレージリポジトリに集約でき、データアクセスの高速化を図った。同時にコスト削減と、運用負荷の軽減を果たしたという。
同時に、ディザスタリカバリを目的として「SyncIQR(非同期データレプリケーションソフトウェア)」を採用した。これにより、ユーザーが作成したデータをアイシロンのセカンダリクラスタにバックアップし、Squarespaceプラットホームの信頼性を高めた。
Squarespaceの創業者であるアンソニー・カザリナ氏は「(Squarespaceの)ユーザー要件とデータアクセスに対応するには、使いやすさと『pay-as-you-grow(成長に合わせて拡張可能)』なストレージソリューションが必要だった。アイシロンのシステムは、使いやすさ、拡張性、そしてパフォーマンスという要素を満たすものだ」とコメントしている。
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