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オープンソースのIDアクセス管理「AccesStream」が登場
エンタープライズ向けのIDアクセス管理ソリューションのβ版がオープンソースで公開された。ユーザープロファイル管理やセキュリティポリシーなどの機能拡充を図る。
米AccesStreamは米国時間の1月2日、ID・アクセス管理ソリューション「AccesStream」のβ版をオープンソースとして公開した。同社Webサイトからダウンロードできる。エンタープライズ級のIDアクセス管理技術を目指す。
AccesStreamは、Javaベースのエンタープライズ向けIDアクセス管理技術プロジェクト。認証、監査、レポーティング、ユーザープロファイル管理、セキュリティポリシー、シングルサインオン、ディレクトリのサポートなどの機能開発を目指す。
今回のリリースはβ1となり、SAML HTTP POSTバインディングを利用したシングルサインオン、JAAS(Java Authentication and Authorization Service)サポートなどを特徴とする。ライセンスはLGPL(GNU Library or Lesser General Public License)。今後、エンタープライズ向けに機能を拡充し、4月に正式バージョンをリリースする予定だ。
同社によると、現在エンタープライズ向けのID管理技術は一部のベンダーが独占している状態で、AccesStreamによりコスト効果の高い代替ソリューションの提供を目指す、としている。
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