ニュース
Samba、セキュリティアップデート「Samba 3.2.7」リリース
オープンソースのファイルサーバソフトウェア「Samba」のセキュリティ対応のアップデート版が公開された。脆弱性「CVE-2009-0022」に対応する。
オープンソースのファイルサーバソフトウェア「Samba」を開発するSamba Teamは1月5日、最新版「Samba 3.2.7」をリリースした。セキュリティ対応リリースとなり、Samba管理者に対し、最新版へのアップグレードを推奨している。
最新版は脆弱性「CVE-2009-0022」に対応するもの。この脆弱性は、レジストリ共有有効(registry shares = yes)と設定している場合、3.0.28以前のバージョンのSambaクライアントを利用して共有名に空のストリングを入力すると、ルートディレクトリにアクセスする権限を得られるというもの。Sambaによると、この脆弱性の影響を受けるのは、バージョン3.2.0〜3.2.6 という。
Samba Teamではパッチをダウンロードするか3.2.7にアップグレードするよう推奨している。
関連記事
- Active Directoryに対応した「Samba 4.0」プレビュー版公開
Active Directoryを本格的に実装した次期Sambaのテクノロジープレビューが公開された。 - Sambaチーム、Microsoftからサーバプロトコル文書を入手
欧州委員会のMicrosoftに対するサーバ製品の情報公開命令により、同社はサーバプロトコルをSamba推進団体に開示する。 - Samba、GPLv3の採用を表明
Samba開発チームがGPLv3とLGPLv3ライセンスを採用すると発表した。 - Sambaプロジェクトがすべてのオープンソース開発者にWindowsプロトコル文書を提供へ
Sambaプロジェクトのおかげでフリーソフトウェア開発者は、希望すればWindowsのネットワークプロトコルの文書を入手可能になった。契約には、フリーソフトウェア開発者にとって興味深い点が幾つか存在する。これまでの経緯と契約内容についてまとめた。
関連リンク
Copyright © 2010 OSDN Corporation, All Rights Reserved.