ニュース
グリッド向けインタフェース「g-Eclipse 1.0」リリース
Eclipseベースのグリッド向けインタフェース「g-Eclipse 1.0」は、AmazonのEC2やS3に接続するプラグインを持つ。
コンピュータグリッド向けフレームワークを開発するg-Eclipse Consortiumは1月21日、「g-Eclipse 1.0」をリリースした。プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。同プロジェクトは欧州連合(EU)イニシアチブとしてスタートしたが、今後はEclipse Foundationに移籍し、Eclipseの支援の下で開発を進める。
g-EclipseはEclipseをベースとしたグリッド向けインタフェース。統一された形でコンピュータグリッドやクラウドコンピューティングにアクセスするためのフレームワークとなる。グリッドジョブの実装、グリッドの管理、グリッドアプリケーション開発などの機能を持つ。
1.0は、グリッドミドルウェアとしてgLiteとGRIAをサポート、米Amazonの「Elastic Compute Cloud(EC2)」と「Simple Storage Service(S3)」に接続するためのプラグインを持つ。ライセンスは、Eclipse Public Licenseを採用、プラットフォームは、Windows(32ビット)、Linux(32ビット/64ビット)、Mac OS Xをサポートした。
関連記事
- クラウドとグリッドの“微妙な”関係
クラウドとグリッドの境界が分からない方もいるかもしれない。あるいは、クラウドとグリッドはまったくの別物と考える方もいるだろう。クラウドの出現をグリッドとの関連の中に位置付け直すよい機会を富士通/国立情報学研究所OGFボードメンバ、OGSA-WG共同議長の岸本光弘氏が与えてくれた。 - Amazonとクラウドコンピューティング
Amazonは社内で培った技術を活用し、クラウドコンピューティングをビジネスに展開する方法を発見した。それが開発者にとってどのような意味を持つか検証する。
関連リンク
Copyright © 2010 OSDN Corporation, All Rights Reserved.