今年のJapan Linux SymposiumはKernel Summit直後に開催
The Linux Foundationは、公開技術シンポジウム「Japan Linux Symposium」をKernel Summitの直後となる10月21日から23日に開催することを発表した。リーナス・トーバルズなど開発コミュニティーのリーダーたちも参加するかもしれない。
Linuxの成長促進に取り組む非営利のコンソーシアム「The Linux Foundation」は2月2日、公開技術シンポジウム「Japan Linux Symposium」の開催日程を、2009年10月21日から23日に決定した。
Linux Foundationでは、日本の技術者にLinuxの最新技術動向や、開発コミュニティーのリーダーたちと対面で情報交換する機会を提供するために、「Japan Symposium」を2006年から開催してきた。
今年のシンポジウムがこの日程となったのは、Linuxカーネル開発の中心人物たちが集まる「Kernel Summit」が10月18日から20日にかけて東京・秋葉原で開催されることに合わせたもの。同サミットは、当初カナダのオタワで開催されていたが、2007年以降、各国で開催されており、2009年は東京での開催が決定している。リーナス・トーバルズやアンドリュー・モートンなど、Linuxコミュニティーのリーダーたちも来日予定だ。
Kernel Summitは招待制となっているため、Linux Foundationでは誰でも参加できるJapan Linux Symposiumの開催日程をKernel Summit直後にすることで、リーナスなどの大御所を同シンポジウムに招くのが狙いとみられる。
Japan Linux Symposiumは公募・審査を経た技術発表がプログラムの中核となっており、本日付けで発表者の募集が開始されている。Linuxカーネルに関連した発表だけに限定されず、アプリケーション開発やクラウドコンピューティング、組み込みシステムへの適用、仮想化など、広範な技術が発表の対象となっている。応募にかんする詳細はこちらから確認できる。募集期間は4月1日まで。
リーナス・トーバルズやアンドリュー・モートンをはじめとする、Linuxコミュニティーのリーダーに声を届けるよいチャンスとなるかもしれない。
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